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特別展「九谷赤絵の極致 宮本屋窯と飯田屋八郎右衛門の世界」



【前売券販売中】
特別展「九谷赤絵の極致 宮本屋窯と飯田屋八郎右衛門の世界」
(2024年6月29日~8月25日)


「九谷赤絵」とは、九谷焼の様式のなかで、赤と金の細密描写を特徴とする華やぎあるものです。
赤絵の技法は、中国の宋赤絵を起源とし、江戸時代に日本に伝わりました。九谷焼における赤絵は、
江戸前期の古九谷を経て、現在の石川県加賀市に創業した再興九谷の
宮本屋窯(1832~59/天保三~安政六)で大成したとされています。
宮本屋窯の緻密な文様で絢爛豪華な赤絵作品は、やがて明治期に「ジャパンクタニ」として
世界に名を馳せた輸出九谷の誕生や発展につながります。

宮本屋窯の赤絵は、黒みがかった赤(通称・血赤)で文様を細かく描きこんだ「赤絵細描」と、
金彩に「赤以外の上絵釉」を用いたことが特徴として挙げられます。
また、画題の一部に、中国・明時代の墨の文様集『方氏墨譜』からの着想がみられるなど、
陶工の技量と教養が発揮された独自性ある表現が魅力です。とりわけ、
主画工の飯田屋八郎右衛門(1801~48/享和元~嘉永元)は赤絵細描に優れた手腕を発揮し、
宮本屋窯は、別名「飯田屋窯」とも呼ばれています。

宮本屋窯の作品は、完成に多くの時間を要するため、現存数が非常に少なく、
全国的に一堂に展示・紹介される機会はこれまで一度もありませんでした。
本展では、石川県九谷焼美術館の協力のもと、
貴重な宮本屋窯の画工・飯田屋八郎右衛門の作品を中心に、
江戸後期の華やかな「九谷赤絵」の世界をご覧いただきます。
 
 

開催概要


会  期:2024年6月29日(土)~8月25日(日)

休 館 日:月曜日(ただし祝日の場合開館、その翌平日が休館)

開館時間:9:30~17:00(最終入館16:30まで)

会  場:苫小牧市美術博物館 第1~3企画展示室

観 覧 料:一般600(500)円、高大生400円(300)円、小中学生以下無料
     ※( )内は前売り券および10名以上の団体料金
             ※年間観覧券ご提示で、一般300円、高大生200円でご入場できます。
            ※免除申請についてはお問い合わせください。
            ※併せて中庭展示、常設展示もご覧いただけます。

主  催:苫小牧市美術博物館、九谷赤絵全国巡回展開催実行委員会

後  援:苫小牧商工会議所、苫小牧信用金庫、北海道新聞社、株式会社苫小牧民報社
 
 
 
 

前売券好評発売中!(~6/28)
販売場所:苫小牧市美術博物館(苫小牧市末広町3丁目9-7)

 

土日祝限定 関連グッズの販売
苫小牧市美術館友の会による関連グッズの販売ブースを設けます。
展覧会公式図録(数量限定)については、土・日・祝日に限らず会期中受付にて販売いたします。


日程 2024/06/29 ~2024/08/25
場所 苫小牧市美術博物館
所在地 北海道苫小牧市末広町3-9-7

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